食品安全情報blog過去記事

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Bonjellaと子どもに関する助言 Q&A

Bonjella child advice Q&A
Thursday April 23 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/04April/Pages/BonjelaChildDangerQandA.aspx
Bonjellaは16才以下の子どもに与えてはいけないという新しい助言についての報道がたくさんあった。MHRAがサリチル酸塩を含むゲルへの「予防的警告」を発表したためである。この製品を使ったことによるライ症候群の症例は報告されていないが、他のアスピリン含有製品が全て16才未満には使用しないよう助言されているため。サリチル酸塩はアスピリンと同じ作用がある。
歯痛や口内炎用の痛み止めであるBonjellaとBonjellaクールミントが警告の対象になる。同様の製品にPyralvexがあるが、この製品は薬剤師しか販売できず、現在は12才以上が対象であるが新しい助言では16才以下には薦めないとされる。
サリチル酸コリンを含む口内炎用ゲル剤の使用によるライ症候群の疑い例は2008年6月に初めて発表された。この症例は20ヶ月の子どもに大量のゲルを与えて毒性が出たものである。MHRAによればその後これがライ症候群とは一致しないことがわかったが、この症例によりゲルを使った後に血中に高濃度のアスピリン用物質が検出されることを示した。その後ゲルを使った子どもでの重大な副作用が疑われる報告が3例あった。ライ症候群は疑われたが確認されていない。

(英国では赤ちゃんが歯が生えるときに痛いと信じられているようで、痛み止めをおしゃぶりに塗って与えたりするらしい。育児の常識って国によってかなり違う・・ということは大した根拠はない?手足口病口内炎は痛そうだけど、薬塗ってもすぐとれちゃうから大量に使うことになるのかな。)


テレグラフの記事
http://www.telegraph.co.uk/news/5206859/Teething-babies-frantic-mothers-dont-take-away-our-Bonjela.html
心ない冷血な男の研究者とやらがまた疲れ切った母親たちを苦しめる。先日は風邪薬を禁止されたばかり。今度はBonjelaを捨てろと言う。母親たちは寝室で6時間も狂ったように歯が生えるトラウマに耐えなければならない。でも希望はある。ホメオパシーレメディが効く。
(多分寝ぐずりか夜泣きの類なのだろうけど。ホメオパシーではなく、配偶者などの母親への援助(言葉だけでもいい)と日にち薬が効く。)