食品安全情報blog過去記事

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魚摂取に関する特別助言をシートラウト(降海型のマス)に拡大

Special dietary advice on fish consumption expanded to cover sea trout
19.05.2009
http://www.evira.fi/portal/en/food/current_issues/?id=1744
シートラウトはフィンランドスウェーデンのいわゆるダイオキシン特例でカバーされる魚種のひとつである
Eviraは2008年にフィンランドの最も重要な7つの川の魚の汚染物質(ダイオキシン、PCB、臭素化難燃材、有機スズ化合物)濃度を分析した。EUの規制値8 pg WHO-TEQ/g魚湿重量を下回ったのはMerikarvianjoki川のシートラウト1検体のみであった。臭素化難燃材と有機スズ化合物の濃度は低かった。この調査に明確にダイオキシン濃度の低い湖のマスは含まれていない。
栄養評議会の助言によれば、少なくとも週に2回は魚を食べるべきで、食べる魚の種類は多様であるべきである。さらに子どもと若者と生殖年齢にある成人についてはバルト海ニシンは17cm以上の大きさのものは月に1-2回食べられる。バルト海のサーモンについても同様である。
先の調査結果をもとに、Eviraはシートラウトもサーモンと大型のニシンと同じカテゴリーに含めるのが適切であろうと考える。そこで魚についての助言を更新する。
この調査の詳細は以下より(フィンランド語)
http://www.evira.fi/portal/fi/elintarvikkeet/elintarviketietoa/vierasaineet/meritaimenten_dioksiini-_ja_pcb-pitoisuudet/