食品安全情報blog過去記事

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ストレス、プラスチック、男性不妊

Behind the headlines
Stress, plastics and male infertility
Friday October 23 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/10October/Pages/Stress-plastics-and-male-infertility.aspx
「現代の生活は男性の受胎能に壊滅的な悪影響がある」とDaily mailが報道した。新聞はストレスとプラスチックに含まれる「性を変える」化学物質の組み合わせが生殖上の欠陥と停留睾丸を誘発すると主張する研究を報道している。
こうした条件をもって生まれてくる赤ちゃんの数が増えている説明として動物実験を示している。しかしながらこの実験はヒトが暴露されることはない量の化合物をラットに与えた時のもので、その結論は注意深く扱わなければならない。
実験は妊娠ラットにフタル酸類(100又は500mg/kg)を与え、同時にストレスホルモンとして知られるデキサメサゾンを注射したもの。生まれた仔の肛門生殖突起間距離や大きくなってからの血中テストステロン濃度などを測定しているが生殖能は観察していない。