食品安全情報blog過去記事

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オーガニックと通常農法の小麦の穂と粒の化合物や代謝物のレベル

Levels of Compounds and Metabolites in Wheat Ears and Grains in Organic and Conventional Agriculture
Barsch et al.
J. Agric. Food Chem., 2009, 57 (20), pp 9555 9562. doi: 10.1021/jf9019739
スイスで、バイオダイナミックとバイオオーガニックの2つの有機農法と、ミネラル肥料のみを使うものと堆肥も併用する2つの通常農法の合計4種類で栽培した小麦の最終段階の穂と成熟した粒の各種化合物を分析した。62の代謝物の濃度は穂の時点では栽培法により差が見られるものの、粒になるとほぼ消失しどの農法でも同じようなものになった。最終的な種子の栄養素のホメオスタシスは高度に保たれている。