食品安全情報blog過去記事

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塩摂取量が多いことは脳卒中と心血管系疾患と直接関連する

EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より
High salt intake directly linked to stroke and cardiovascular disease
24-Nov-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-11/bmj-hsi112409.php
BMJに発表された前向き研究のメタ解析
塩分摂取量の多さは脳卒中と心血管系疾患の両方のリスクが大きいことと有意に関連する。
塩分摂取量と高血圧の関連は充分確立されており集団全体の食事からの塩分摂取量削減により心血管系疾患患者数を相当削減できる可能性がある。
WHOの塩分摂取推奨レベルは1日5gで、多くの西洋諸国の摂取量は10gに近い。
17万人以上の関与する13の研究のデータを解析したところ、1日5gの塩分摂取量の違いは脳卒中で23%、心血管系疾患で17%の違いになることを示した。
Salt intake, stroke, and cardiovascular disease: meta-analysis of prospective studies
BMJ 2009;339:b4567
http://www.bmj.com/cgi/content/full/339/nov24_1/b4567
(消費者相もトランス脂肪なんていう小さな問題より和食最大のリスクである塩に対応すればいいのに。)