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ヨーロッパのがん統計では死亡率は着実に減っているが差が大きい

EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より
New figures on cancer in Europe show a steady decline in mortality but big variations
29-Nov-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-11/esfm-nfo112509.php
国や男女間での大きな差がある
ヨーロッパの新しいがん死亡統計では1990-1994年と2000-2004年の間にがんによる死亡は着実に減ったことが示された。この2つの期間の全てのがんによる死亡は男性で9%、女性で8%減り、特に中年層で大きく減っている。
Annals of Oncologyに11月30日発表された研究。
EUの27ヶ国では1990-1994年の間に毎年男性10万人あたり185.2人の死亡があったが2000-2004年には168人に低下した。女性ではこの値は104.8から96.9である。
この着実な低下は主に喫煙率の低下によるもので、男性の肺がんの大幅な低下を伴っている。さらに胃がんと大腸がんも低下している。しかしながら国により差は大きく、喫煙と飲酒の増加している国ではがんによる死亡が増加している。
男性では最も死亡率の高い国はハンガリーの(255.2/100,000)で、最も低いスウェーデンの(125.8/100,000)2倍もある。女性はデンマーク(123.1/100,000)、スペイン(78.9/100,000)で、過去の喫煙率を反映している。
Cancer mortality in Europe, 2000-2004, and an overview of trends since 1975.
Annals of Oncology. doi:10.1093/annonc/mdp530