食品安全情報blog過去記事

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SCFCAH(フードチェーンと動物の健康に関する常設委員会)の遺伝子組換え食品と飼料と環境リスク部門の2009年11月16日の議事録

SCFCAH - Genetically Modified Food and Feed and Environmental Risk
Summary record of 16 November 2009
http://ec.europa.eu/food/committees/regulatory/scfcah/modif_genet/sum_16112009_en.pdf
カナダ産亜麻仁FP967について。
カナダからEUへ出荷されるものについてはサンプリングと検査が確保され新しいプロトコールによる最初の出荷は年末にも予想される。既に市販されているもののコントロールについてはLLRice601の時と同様に。
他に最近RASFFで通知された未承認遺伝子組換え食品及び飼料は中国産BT63米とトウモロコシMIR604とパパイヤである。

  • 10月19日の議事録

Summary record of 19 October 2009
http://ec.europa.eu/food/committees/regulatory/scfcah/modif_genet/sum_19102009_en.pdf
オーストリアのNK603xMON810のマウスにおける長期生殖影響研究について続報。
オーストリアの代議員は、研究を委託した研究者らが未だにこの研究について満足できる報告をしていない(特に問題となっているデータの統計学的解析について)ため最早報告があることを期待できないことを示唆。肝腎の研究がこのような状態であるにも関わらず、オーストリアは長期経口投与試験モデルを作りたいと主張。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20090128#p10
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20090108#p4
既に研究内容については結論は出ていたけれどオーストリアがいろいろごねていたようだ。結果的に手続きとしてもダメだということ。