食品安全情報blog過去記事

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研究はヨーロッパ全域での塩規制を促進

Study prompts calls for Europe-wide salt legislation
26-Jan-2010
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-01/esoc-sp012610.php
欧州心臓病学会(ESC)のスポークスマンFrank Ruschitzka教授は新しい研究について、「この研究は患者が減塩のメリットを確信するためと、EUに加工食品中の塩分規制の必要性を訴える良い材料になる」と述べている。
米国の35-85才の全ての成人が1日3g(ナトリウムで1200mg)以下に減塩すれば心疾患が6万から12万、脳梗塞が32000から66000、心臓発作が54000から10万減るだろうというコンピューターシミュレーションの結果を発表した。
1日3gに減塩することは、心臓イベントに対してタバコの使用を50%削減することや肥満成人のBMIを5%削減することと同等の効果がある。
Bibbins-Domingo K, Glenn CC, Coxson PG et al.
Projected Effect of Dietary Salt Reductions on Future Cardiovascular Disease.
New Engl J Med. 2010. Published on-line January 20
オープンアクセス
http://content.nejm.org/cgi/content/full/NEJMoa0907355