食品安全情報blog過去記事

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地面を這う蚊はデング熱を予防するかもしれない

Behind the headlines
'Grounded' mozzies may halt dengue
Tuesday February 23 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/02February/Pages/Grounded-mozzies-may-halt-dengue.aspx
BBCニュースが「科学者がデング熱の拡大を防ぐために遺伝子組換え蚊系統を繁殖させている」というニュースを報道した。デングウイルスはネッタイシマカAedes aegyptiが持ち、雌が刺すことで伝染する。デング熱は毎年1億人が感染しワクチンも治療方法もない。
この研究ではAedes aegyptiの雌の羽の筋肉が発育しないために飛べないように遺伝子組換えした蚊を野生に放し、デング熱を持つ蚊の数を減らすことを目的とする。一つの方法ではあるが自然条件で遺伝子組換え雄が野生型雄と競合してくれるかどうかなどさらなる研究が必要である。
(雄はちゃんと飛べる)