食品安全情報blog過去記事

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妊娠中の食事と赤ちゃんの性別

Behind the Headlines
Diet in pregnancy and baby gender
Tuesday March 9 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/03March/Pages/Pregnancy-diet-and-baby-gender.aspx
「妊娠初期の女性が食べたものが生まれてくる赤ちゃんの性や健康に影響する」とThe Daily Telegraphが報道した。朝食を食べたり受胎する時期に脂肪の多い食事をすると男の子が生まれやすいという。
新聞記事は2つの異なる研究について報道している。高脂肪食や朝食と赤ちゃんの性についての知見は2年前に発表されたヒト試験のものである。この新聞記事のきっかけとなった研究はマウスを使ったもので、妊娠中の食生活の子どもの性への影響を調べたものではない。研究者は妊娠マウスの餌に含まれる脂肪の量が胎盤の遺伝子の活性にどう影響するか、それは胎仔の性によって違うのかを調べた。マウスとヒトには多くの違いがあり、ヒトであてはまるかどうかはヒトでの研究が必要である。妊娠女性は自分自身と子どものために健康的でバランスのとれた食生活をすべきである。