食品安全情報blog過去記事

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フランス人の脂質参照摂取量の再評価:低すぎも高過ぎもせず

Re-evaluation of French population reference intakes (ANC) for lipids: neither to low or too high
16 March 2010
http://www.afssa.fr/PM9100H6I0.htm
食生活に由来する主要疾患(心血管系疾患、糖尿病、肥満、がん)を予防するために最も重要なことはエネルギーの摂取量と必要量のバランスをとることである。過剰なカロリー摂取を避けることに加えて、AFSSAは脂肪の割合を35-40%にすることを薦めている。多くのフランス人は従っているが、成人の43%と子どもの34%がこれを上回っている。
生理的必要性とある種の疾患予防のためにフランス人参照摂取量(ANCs)が設定されている。
フランス人は飽和脂肪の摂りすぎで(平均で総摂取カロリーの15%、推奨は12%)ある。ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸などの飽和脂肪酸は過剰に摂取すると粥状硬化の原因になる。しかし短鎖および中鎖飽和脂肪酸には良い影響がある可能性がある。
多価不飽和脂肪酸にはアルファリノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などがある。これらは摂取量を増やすことを薦める。
AFSSAは脂肪の摂取量は低過ぎもせず高過ぎもしないことを薦める。
各種脂肪酸のバランスのとれた摂取のためには植物由来食品も動物由来食品も含む多様な食品からなる食生活を薦める。
意見本文はフランス語
http://www.afssa.fr/Documents/NUT2006sa0359EN.pdf