食品安全情報blog過去記事

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BPAプラスチックに疑問

Questions raised over BPA plastic
Thursday April 1 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/03March/Pages/BPA-plastic-health-warnings.aspx
The Independentがいくつかの有名ほ乳瓶や食品に含まれているというビスフェノールAについての一連の報道を行った。新聞は英国でBPAを使い続けることは化学物質から公衆衛生を守ることに関して重大な疑問があるという専門家の言葉を引用している。彼らは政府が対応すべきだと主張しているが、小売業者も暴露量を減らすための対応ができると言っている。
有害な化学物質の使用について慎重になるのは適切である。動物実験や少人数のヒト試験などレベルの低い根拠でもそのような有害物質の規制には十分であることがある。いろいろな情報源からの毒性データの解析は複雑で矛盾することがある。そのような問題は適切に選択された専門家集団により全ての根拠が検討される必要がある。
BPAは多くの日用品に使用されており完全に排除するのは困難である。米国保健福祉省は子どもの暴露量を減らすための保護者向け情報を提供している。
EFSAは現在BPAのレビューを行っている。意見は5月に採択される予定である。カナダを含む一部の国ではほ乳瓶への規制を行っている。
BPAがヒトに影響するかどうかは未だ明確ではない。EFSAのレビューが発表されればもう少し明確になるだろう。