食品安全情報blog過去記事

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食生活がアルツハイマーのリスクに「影響」する

Behind the Headlines
Diet 'affects' Alzheimer's risk
Tuesday April 13 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/04April/Pages/Alzheimers-risk-and-diet.aspx
「赤身肉とバターを減らしてナッツや魚や鶏肉をたくさん食べるとアルツハイマー病になるリスクを減らせる」とThe Timesが報道した。これらの知見はニューヨークの2000人以上の高齢者の研究から得られたものである。
この研究では65歳以上の人々の食生活パターンを調査し平均4年間フォローした。アルツハイマー病発症リスクはサラダドレッシング、ナッツ、魚、トマト、鶏肉、アブラナ科の野菜、果物、濃い緑色の葉物野菜を多く摂り高脂肪乳製品、赤身肉、内臓肉、バターを少なく摂る食生活の人々で少なかった。
しかしながらこの研究にはいくつかの限界があり、食事パターンがアルツハイマー病リスクを削減していると断言することはできない。理想的にはさらなる研究での確認が必要である。しかしこのような食生活をしたい人は、これが健康的でバランスのとれた食生活に近いという事実に励まされるだろう。