食品安全情報blog過去記事

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E-Factor May 2010 issue

http://www.niehs.nih.gov/news/newsletter/index.cfm
今月号は
・子どものアレルギーと環境暴露
Breast-feeding, aeroallergen sensitization, and environmental exposures during infancy are determinants of childhood allergic rhinitis
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20392478
3才時点でのアレルギー性鼻炎を予想する乳児期の要因について検討した。
母乳を長く与えること、家庭内に複数の子どもがいることは保護的に作用し、食品や樹木への皮膚プリックテスト陽性はリスク増加に関連、ハウスダストエンドトキシンの暴露量は用量依存的にリスク増加に関与した。車や煙草に由来する炭素は関連がなかった。
(必ずしも衛生仮説を支持しない)
・新しいがん理論
BPAががんを誘発するメカニズムとして発がんの組織化フィールドセオリーtissue organization field theory of carcinogenesisを提唱しているCarlos Sonnenschein,とAna Sotoのレクチャーを紹介している。細胞が変異してがんになるというのが定説だが彼らの理論では細胞周囲の環境が細胞をがんのように振る舞わせるというもの。
(しかしそれなら転移したらがんではなくなる可能性が高いので問題にならないかも)
など