食品安全情報blog過去記事

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報道資料 妊産婦が必要とする食品と避けなければならない食品は何だろうか?

2010.05.20
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&page=safeinfo&mmid=327&seq=12381
妊婦の正しい栄養管理及び食生活指針のお知らせ
食品医薬品安全庁は家庭の月である 5月を迎えて、新しい家族の誕生を待つ妊婦向けに、自分と胎児の元気な成長のために必要な食品と制限すべき食品の種類と方法について紹介する。
妊娠期間の胎児は成長に必要な栄養素をへその緒を通じて供給される。したがってなによりも妊婦は多様な食品を取ることが重要である。
妊婦は胎児の元気な成長発達のために魚、肉、卵のようなタンパク質食品を毎日 1回以上取った方が良い。牛乳やヨーグルト、チーズなどカルシウムが多い食品をよく食べる、ビタミン・無機質・食物繊維などが多い多様な野菜や果物を充分に摂る。
妊娠中普段より多めに取らなければならない栄養素に鉄分と葉酸がある。
妊娠初期には緑葉野菜などに多い葉酸を不足しないように摂ることが重要である。妊娠初期の葉酸欠乏は先天性奇形児出産のリスクを増加させるという報告がある。
また妊娠中に不足しがちな鉄分は赤色肉類と緑葉野菜、鉄分強化シリアルなどから補える。ビタミン Cが豊富な食品と一緒に取れば鉄分の吸収を高めることができ。
韓国の栄養攝取基準では妊婦は一般女性より鉄分は一日 10mgを葉酸は 200microg多く取ることを勧奨している。
葉酸: ゆでたほうれんそう約 200microg/200g, 鉄分: 牛肉約 10mg/200g
妊娠中に注意すべき食品としては、
・メカジキ、サメ、マグロなど水銀含量が高い魚類は週当り 1回未満に制限することが望ましい。
・ 卵は卵黄まで充分に火を通す、かき、貝などは細菌及びウイルスに感染していることがあるので必ず加熱する
・未殺菌チーズ、生肉や生煮えの肉は食べない、野菜や果物は必ずきれいに洗うなど食品衛生に特に気を配る
・ビタミン Aは必要な栄養素ではあるが妊娠中にビタミン剤などで大量に摂ると胎児奇形誘発などのリスクがあるので野菜などから取るのが望ましい。特に総合ビタミン剤には注意が必要。
・妊娠中に必要な熱量は中期で 340kcal、後期で 450kcalで、二人分食べる必要はない。
・妊娠期間の適切な体重増加量は人によって違うが適切な体重増加に努める。