食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ビタミンB6とメチオニンの高濃度が肺がん発症リスクの著しい減少と関連する

IARCプレスリリース
Higher levels of vitamin B6 and methionine are associated with a marked decrease in risk of developing lung cancer
16 June 2010
http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2010/pdfs/pr202_E.pdf
肺がんについては喫煙が最も大きなリスク要因である。禁煙するとリスクは下がるが喫煙経験のない人よりは高いままであるため、この残ったリスクを削減する方法を探すのが重要である。JAMAに発表されたIARCの行った研究で、ビタミンB6とメチオニンの濃度が高い人々に肺がんリスクの削減が見られた。
基礎的研究の結果を公衆衛生対策に取り入れるために
肺がんについては最優先事項は禁煙と若い人に喫煙を始めさせないことである。しかし禁煙者や喫煙したことのない人にも肺がんはできる。この研究は煙草対策以外の肺がんリスク削減方法を見つける必要性を示す。
JAMA
Serum B Vitamin Levels and Risk of Lung Cancer
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/full/303/23/2377