食品安全情報blog過去記事

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肉、ジャガイモ、肺がん

Behind the headlines
Meat, potatoes and lung cancer
Wednesday June 16 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/06June/Pages/meat-potatoes-lung-cancer-risk.aspx
The Independenによれば肉とジャガイモの食事が「肺がんリスクを半分にする」。新聞は血中ビタミンB6濃度が平均より高い人々は肺がんになるリスクが低いと言う。
このニュースは肺がんリスクと各種栄養素の濃度を比較した大規模で良質な試験に基づく。血中ビタミンB6かメチオニンの濃度が高いと、喫煙状態に関係なく肺がんリスクが低いことを見いだしている。しかしながら現在喫煙者の血中ビタミンB6とメチオニン濃度が最も低い傾向があった。
ビタミンB6とメチオニンがジャガイモと肉に含まれてはいるが、この研究ではこれらの栄養素をたくさん摂ると肺がんリスクが変わるかどうかについてはわからないと言っている。なぜならば喫煙者でこれらの濃度が低いのは吸収の低さを反映している可能性があるからである。ビタミン類は全粒穀物や葉物野菜や果物など多様な食品に含まれる。