食品安全情報blog過去記事

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妊娠中の飲酒により精子が変化

Behind the headlines
Sperm 'changed by pregnant drinking'
Wednesday June 30 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/06June/Pages/drinking-pregnancy-baby-fertility.aspx
Guardianによれば「妊娠中に飲酒すると息子の精子数が減るかもしれない」。1週間に4.5以上のアルコール飲料摂取で、精子数が少ない息子を産む可能性がほとんど飲まなかった女性より高いことがわかったと報道した。そのデンマークの研究は347人の女性の妊娠中の飲酒習慣と成人になった息子の精子の質を解析した。この研究では飲酒量が多いことと精子の濃度や容量が少ないことに関連を見つけているが、その意味は完全には明確ではない。この研究にはもともと喫煙の影響を調べるための研究デザインだったことなどの多くの限界があるが、特に重大なのは男性の生殖能力が評価されているわけではないということである。
この研究から断定的結論を導き出すことはできないが、それとは関係なく、妊娠中の飲酒による有害影響は多数知られているので、妊娠女性が飲酒するのは避けることを強く薦める。