食品安全情報blog過去記事

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健康的な食生活が「糖尿病リスクを下げる」

Behind the headlines
Healthy diet 'cuts diabetes risk'
Friday August 20 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/08August/Pages/green-vegetables-and-diabetes-risk.aspx
BBCが「緑の葉物野菜の多い食指絵活は糖尿病発症リスクを下げるかもしれない」と報道した。1日1.5単位で2型糖尿病リスクが14%減るという。
このニュースは食生活と2型糖尿病発症リスクを調べた6つの前向きコホート研究のプールデータのメタ解析と系統的レビューに基づく。解析の結果約1日120gの緑の葉物野菜を食べる人々はこの種の野菜を食べる量が最も少ない人々より14%糖尿病発症リスクが低かった。この研究だけでは単純に緑の葉物野菜を食べるだけで2型糖尿病リスクを減らすことの確実な証拠にはならない。この研究で見られた小さな効果が野菜に含まれる何らかの化合物によるものなのか野菜を食べる量が多い人のほうがより健康的な食生活やライフスタイルを持っている傾向があるせいなのか区別できない。
しかしながら他の健康的なライフスタイル同様、健康的な食生活は糖尿病リスク削減に役立つ。リスクがある人が、総脂肪及び飽和脂肪を減らし野菜や果物や全粒粉穀物を増やし運動することで約60%糖尿病リスクを減らすことができる。主な理由はこれら全ての要因が減量に役立つからだと考えられている。