食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品包装からのBPAに健康リスクはない

オーストラリア食品・食料雑貨店協議会
Australian Food and Grocery Council (AFGC) No health risk from BPA in food packaging
Wednesday, 01 September 2010
http://www.afgc.org.au/media-releases/306-no-health-risk-from-bpa-in-food-packaging.html
消費者団体Choiceが各種食品や赤ちゃん用製品のBPA濃度を測定して発表したことに対応したプレスリリース。
Choiceの調査の結果、缶詰食品38検体のうちEUの規制値(660 ppb)を上回るものは一つもなかった。缶詰食品に含まれるBPAがヒト健康にとって危険だという科学的根拠はなく、世界の規制機関はBPAは安全であるとしている。オーストラリアのほ乳瓶への使用の任意の段階的廃止は7月1日にはじまったばかりである。BPAフリーの製品は、缶詰ベビーフードは12ヶ月以内に、ガラスの容器に金属蓋の製品はその後まもなく販売できるようになるだろう。

Choiceの発表
缶詰食品のBPA
BPA in canned foods
01 September 2010
http://www.choice.com.au/Reviews-and-Tests/Food-and-Health/Food-and-drink/Safety/BPA-in-canned-foods/page/Introduction.aspx
重大な健康影響のあるBPAが危険な量入っているという報道。
38缶詰食品中33検体からBPAが検出され、200 ppbを超えたものが5検体あった。
(根拠は一部の専門家が主張している安全量を超えているというもの。FDAやEFSAやFSANZの設定している安全な量からは全く問題がないが、一部の科学者が低用量影響があると主張しているので、とのこと。)