Ongoing Review of Calcium Supplements
October 5, 2010
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2010/2010_163-eng.php
ヘルスカナダは国民に対して現在カルシウムサプリメントを摂ることのリスクとベネフィットについてレビューしていることを伝える。
BMJに発表された骨粗鬆症患者または骨粗鬆症リスクの高い人でのカルシウムサプリメントのビタミンDを伴わない使用が心臓発作などの心血管系イベントリスク増加と関連する可能性を示した研究についてのメディア報道に関心が高まっているためにこの発表をする。
ヘルスカナダはこの研究をレビューし、カルシウムサプリメントの使用と心血管系リスクとの関連を結論づけるものではないと判断した。我々は新しいデータが出れば評価を継続し、必要であればカナダ国民に情報を伝えるなどの適切な措置を執る。
カルシウムは特に子どもや青少年の骨や歯の発育や維持に役立つ栄養素である。生涯を通じて食事やサプリメントなどでビタミンDと同時に適切なカルシウムを摂取することで老後の骨粗鬆症発症リスクを削減する可能性がある。健康な人のカルシウム推奨摂取量は食事摂取基準（DRIs）に基づく。DRIsは適切な摂取量と安全な上限摂取量に関する科学的根拠のある栄養参照値である。
現在カルシウムのDRIsはIOMによりレビュー中で、終了し次第現在のDRIsを更新する。それまでは以下の推奨量(食事とサプリメントの合計)のままである。
1-3才の子ども：500mg/日
4-8才の子ども：800
18才以下の青年(妊娠・授乳中の女性を含む)：1300
19-50才の成人(妊娠・授乳中の女性を含む)：1000
51才以上：1200
全ての年齢層でカルシウムサプリメントだけで1日1500mgを超えてはならない。また50歳以上の人にはカナダフードガイドに従った上でさらに1日10microg（400IU）のビタミンDサプリメントを摂るべきである。
カルシウムサプリメントについて心配な人は医療専門家に相談するように。その場合使っている全ての医薬品やハーブやサプリメントを含むナチュラルヘルス製品について伝えること。
