食品安全情報blog過去記事

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FDAは消費者安全性警告を発表 Hyland’s生歯錠剤はこどもにリスクとなる可能性がある

FDA Issues Consumer Safety Alert
Hyland’s Teething Tablets may pose a risk to children
Oct. 23, 2010
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm230761.htm
FDAは消費者に対し、Hyland’s Teething 錠剤を使用しないよう、所有している場合は廃棄するよう警告する。
Hyland’s Teething Tabletsは微量のベラドンナを含み、ベラドンナは大量に与えると重大な有害影響がある。このような製品においてはベラドンナの量は慎重にコントロールされなければならないが、Hyland生歯錠剤のベラドンナ量はまちまちである。さらにこの製品によるベラドンナ中毒と思われる症状の、こどもたちの重大な有害事象報告を複数受け取っている。また容器がチャイルドプルーフではなかったために推奨量以上を食べた事例も報告されている。
Hyland’s Teething 錠剤は赤ちゃんが乳歯が生えかけの時のむずかりをなだめるためのホメオパシー製品で小売店OTC製品として販売されている。FDAはこの製品の安全性や有効性を評価しておらず、子どもにとって何らかのベネフィットがあるという情報はない。
さらに製造業者の視察を実施中であるが製造工程の管理がずさんである。FDAとの相談の結果Standard Homeopathic Companyは製品の自主回収に合意した。

Standard Homeopathic Company(Hyland’s社)
http://www.hylands.com/index.php
ホメオパシーだから副作用は全くないと宣伝しつつ有害量入っている。プレスリリースではあまり反省していない様子。そもそも乳歯が生えるのが痛いから機嫌が悪いというのは事実なのかどうか。