Systemic allergic dermatitis from chromium in a multivitamin/multimineral tablet.
Ozkaya E et al.
Contact Dermatitis. 2010 Mar;62(3):184.
- サプリメントに含まれるコガネバナによる肝毒性：症例2例と文献レビュー
Hepatotoxicity associated with chinese skullcap contained in Move Free Advanced dietary supplement: two case reports and review of the literature.
Linnebur SA et al.
Pharmacotherapy. 2010 Jul;30(7):750, 258e-262e
米国で関節用サプリメントとして販売されているMove Free Advancedにはグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、chinese skullcapとblack catechuの抽出物が含まれる。Move Free Advancedの使用による肝障害患者について報告し、その原因としてはchinese skullcapが疑われる。
- プロホルモンサプリメントSUS500を使った31才男性の急性肝炎と人格変化
Acute hepatitis and personality change in a 31-year-old man taking prohormone supplement SUS500.
Wingert N et al.
Psycosomatics. 2010 Jul;51(4):340-4.
プロホルモンと称するものでもステロイドホルモン同様の有害影響が現れる
Garlic-Induced Severe Anaphylaxis in a Nonatopic Patient
V Vovolis, L Kalogiros et al.
J Investig Allergol Clin Immunol 2010; Vol. 20(4): 352-363
http://www.jiaci.org/issues/vol20issue4/vol20issue04-15.htm
ネギやタマネギは平気でニンニクに特異的に反応する珍しい症例
- ビタミンC:代替法としての静脈注射での使用と有害影響
Vitamin C: intravenous use by complementary and alternative medicine practitioners and adverse effects
PloS One 2010 Jul 7;5(7):e11414.
2006 と2008のCAM学会の参加者を対象に調査した。550人中199人から回答が得られ172人が2006年は11233人に、2008年は8876人にビタミンCを静脈注射していた。平均用量は4日毎に28g、患者一人あたり22回であった。データが得られた患者9328人中101人に有害影響があり、多くは中程度以下のものだった。重大な有害影響としては死亡2例が報告されている。高用量ビタミンC静脈注射はCAMプラクティショナーの間で予想外に広く行われているようだ。合併症としてはこれまで知られている腎不全やグルコース6リン酸デヒドロゲナーゼ欠乏を除くと安全性は高いようだ。医師はがんなどの慢性で治療が困難な患者についてはビタミンC静脈注射を使用していないかどうか質問すべきであろう。
