食品安全情報blog過去記事

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科学委員会はクローンは同じと言う

Scientific committee says clones are the same
26 November 2010
Terrence Collis
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/scientific_committee_says_clones_are
我々の新規食品と工程に関する科学委員会(ACNFP)の発表がメディアを騒がせている。25日の会合でクローンウシやその子孫由来の肉やミルクに通常のウシと違いはなく、食品安全上のリスクとはなりそうにないと結論した。しかしこれは全体像の一部でしかない。我々は消費者が安全だけを考慮して食品を買ったり食べたりしているわけではないことを知っている。倫理や動物の福祉や環境なども関係するだろう。新規食品の認可は科学に基づくものであるが、我々は純粋科学から社会科学も含めて適切な問題が考慮されているかどうか確認しなければならない。これらの課題は将来さらに検討すべきことである。低価格高容量の肉を作る新しい技術の探索は継続しており、昨日の「幹細胞ソーセージ」(豚の筋肉の幹細胞を培養して肉にする)の話はこれを証明するものである。しかしこの実験室で作った肉はまだ美味しそうでも安価でもない。次の技術革新により生まれるのは何だろうか?それが何であれ報道され、我々は全ての根拠を収集するだろう。