食品安全情報blog過去記事

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携帯電話と妊婦

Mobiles and mums-to-be
Tuesday December 7 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/12December/Pages/mobiles-and-mums-to-be.aspx
「妊娠中に携帯電話を定期的に使っていた母親の子どもはやんちゃになるリスクが高い」とSunが報道した。医師が携帯電話から出るマイクロ波が「胎児の脳に目に見えない傷害をもたらして行動上の問題を誘発する可能性がある」と信じていると報道している。この研究は妊娠女性の携帯電話の使用とその子が最大7才になるまでを調査したもので、携帯電話の定期的使用と子どもの問題行動リスクの高さが関連することを見いだした。この研究は質が高いとは言い難いもので、この研究では考慮していない多数の要因が影響している可能性がある。さらに子どもが産まれて7年も経ってから妊娠中の携帯電話の使用状況を正確に思い出せることはありそうにない。今日までの研究で携帯電話が子どもに有害ではなさそうだということが示されている。ただ気を付ける方がよいだろう。保健省は子どもの携帯電話の使用については必要な場合に限り、通話時間は短くすべきだと助言している。