食品安全情報blog過去記事

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Natureニュース

  • 食料の未来は明るい

Future of food could be bright
12 January 2011 | Nature | doi:10.1038/news.2011.14
http://www.nature.com/news/2011/110112/full/news.2011.14.html
フランスの機関による研究は世界の農業に関する思いこみを壊す
フランスの2つの農業研究機関によれば、世界は2050年の予想人口90億人を養うことができるだろう。
パリにあるフランス国立農学研究所French National Institute for Agricultural Research (INRA) と農業開発研究国際協力センターCentre for International Cooperation in Agronomic Research for Development (CIRAD)の報告書Agrimondeではこれらの機関が現在行っている最新研究結果からアフリカや他の地域の驚くべき知見を含む。
アフリカの農業生産性は1961年から2003年にかけて2倍になった。またアジアの生産性も他の研究より大きな値になっている。さらに農地の余裕も世界中にある。欧州などにおける小麦収量の伸び悩みは、一部は肥料などの投入が減ったせいである。
(川島先生はずっとそう言ってるけど。どっちにせよ必要以上に危機を煽って自分たちに都合の良い政策をすすめようという農水の戦略は間違ってる。)

  • 人々は遺伝子検査による不安に鈍感

People prove impervious to anxiety from genetic tests
12 January 2011 | Nature | doi:10.1038/news.2011.12
http://www.nature.com/news/2011/110112/full/news.2011.12.html
病気の発症リスクに関する消費者に直接提供されている遺伝子検査の結果を、消費者はあまり気にしていないようだ。さらに検査結果によって運動や食生活を変えることもしないようだ。New England Journal of Medicineに発表された研究。
Effect of Direct-to-Consumer Genomewide Profiling to Assess Disease Risk
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1011893