食品安全情報blog過去記事

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12月14日の会合の議事録案

COT draft minutes: 14th December 2010
http://cot.food.gov.uk/pdfs/cotdraftmins14dec2010.pdf
・乳児の食事にグルテンを導入するタイミングについての声明案
セリアック病とI型糖尿病発症リスクとの関連で。声明案の全体構成には概ね同意が得られた。もし大きな変更がなければ2011年2月末にも最終声明が発表できる。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20101206#p4参照
この意見では4-6ヶ月の導入が薦められそう。)
ジブチルフタル酸
クロックスを履くことによるDBP暴露について、子どもと妊娠可能年齢の女性の、他の暴露源や経時変化も含めたバイオモニタリングデータが必要。
・フタル酸の食事暴露についての声明案 トータルダイエットスタディのデータ
2月に二次案を提示
メタノールの慢性食事暴露影響についての声明案
COTが作成した声明案に対して英国アスパルテーム啓発キャンペーン(アスパルテームに反対する消費者団体)のMcDonald氏が異議を申し立てた。その中にCOTのメンバーがアスパルテームの認可やADI設定に関わったという主張があるがそのような事実はない。また彼の疑義の根拠とされたペーパー(メタノールが腸で吸収されないと主張する)は他の研究結果と矛盾する。さらにアスパルテーム啓発キャンペーンの、アスパルテーム由来のメタノールは野菜や果物由来のメタノールより毒性が高いという主張には根拠がない。全体としてアスパルテーム啓発キャンペーンの主張はCOTの声明案に影響しない
・その他としてFSAのAndrew Wadge博士から緊縮財政による予算カットの説明があったことなど。