食品安全情報blog過去記事

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英国での放射性ヨウ素-131についての専門家の反応

Experts respond to radioactive iodine-131 in UK
March 30th, 2011
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2011/03/30/experts-respond-to-radioactive-iodine-131-in-uk/
Sheffield大学核化学Neil Hyatt教授
HPAの装置は極めて高感度で大量の空気の中の極微量の放射能を測定できる。検出された量はヒト健康に影響ない
Birmingham大学核物理学上級講師Paul Norman博士
1立方メートル中300マイクロベクレルという数値は無いに等しい。検出器の超高感度の証明のようなものである。
1ベクレルは1秒に1回の崩壊なので、この値は1秒に0.0003回崩壊、あるいは1時間に1回の崩壊を意味する。簡単に言うと、サラダ油1リットルは1秒間に181回崩壊し、ミルク1リットルは1秒間に52回、大きめのバナナは1秒に18回崩壊する。これと0.0003を比べるとミルクやバナナの方が10万倍も多く崩壊する。つまり心配する必要は全くない。
注:この比較は放射性ヨウ素ではなく放射線レベルの比較である。人体にも放射能はある。