食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

専門家の反応:福島の原子力発電所とヨウ素-131

SMC
Experts respond: More comments on Fukushima power plant and iodine-131
April 1st, 2011.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2011/04/01/experts-respond-more-comments-on-fukishima-power-plant-and-iodine-131/
英国原子力企業安全政策ユニットのもとメンバーでオーストラリアMonash 大学もと教授現在民間コンサルタントDr John Price
事態は悪化しているのか?
最初の数日より良くなっているが今や安定化のために数ヶ月かかるであろう中期的回復フェーズに入った。2号機の汚染漏出のため難しい。これは長期の冷却と排出物の収集ができたら終わる。空気と水の両方の放出を予防できる装置を作るだろう。コンクリートで固めるのは選択肢にない。長期の回復期は燃料が除去されたところからである。それまでは水冷が必要である。保管場所の確保と労働者の被曝問題があるので、これには何十年も、多分50-100年、かかるだろう。しかし日本ではロボット工学が発達しているのでもっと早くできるだろう。
事態がさらに改善する前に悪くなるか?
いいえ、事態は改善しているが、恒久的に適切であると見なされるようなシステムを作って完全に制御できるまでには数ヶ月かかるだろう。労働者の安全性が鍵である。
いろいろな温度が引用されているが、何度なら問題なのか?
IAEAが引用しているノズルの温度は通常の運転温度よりは低い。私が予想していたより低いように見える。
情報源は日本の原子力安全保安院の英語サイト。信頼性は高いがたくさんの解釈が必要である。