食品安全情報blog過去記事

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トウガラシが「脂肪を燃やすのに役立つ」

Behind the headlines
Chilli peppers 'help to burn fat'
Wednesday April 27 2011
http://www.nhs.uk/news/2010/04April/Pages/chilli-peppers-fat-burning-and-appetite.aspx
Daily Mailが「夕食にトウガラシをふりかけると空腹のつらさが抑えられる」と報道した。毎日の食事にトウガラシを入れると食欲抑制に役立つという。これはトウガラシの辛み成分カプサイシンの影響を、小規模試験で調べたものである。1gのトウガラシが塩味と甘いものと脂肪の多いものを食べたいという気持ちを抑えエネルギーの支出を増やした。普段トウガラシを食べない12人のほうが定期的に食べる13人より影響が大きかっただった。この事件は信頼できる方法で行われているが、25人とあまりにも規模が小さい。特に、定期的に食べているヒトとそうでないヒトの違いについては確認が必要である。このニュースは減量したいヒトにとって意味があるかもしれないが参加者は全て正常体重の健康な若い人である。これは予備的な試験であり、さらなる研究が必要である。
(この研究はスパイス会社のマコーミックの資金提供による)