食品安全情報blog過去記事

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楽観主義が「脳卒中リスクを減らす」

Behind the Headlines
Optimism 'reduces stroke risk'
Friday July 22 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/07July/Pages/optimism-reduces-stroke-risk.aspx
Daily Mailが「楽観主義者であることが脳卒中リスクを減らせる」と報道した。新聞は物事の明るい面を見ることが身体的健康に直接良い影響を与える」と言う。このニュースは6000人以上の高齢者の健康やライフスタイルや展望などを評価した米国の大規模研究に基づく。2年間のフォローアップ期間にの脳卒中の発症と楽観主義の関連を調べた。フォローアップ期間に88の脳卒中が観察され、楽観主義スコアと低い脳卒中リスクに関連が認められた。しかしこの結果を考えるときには少し注意が必要である。特にフォローアップ期間が短いことで、脳卒中になった人は楽観性向を評価した前後に心血管系疾患を持っていた可能性が高い。これは個人のものの見方が病気を引き起こしたとは見なせないことを意味する。それでもこの大規模研究はこれまでの研究や一般的に支持されているポジティブなものの見方が健康や幸福に良い影響があるという理論に一致する。