食品安全情報blog過去記事

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ファストフードの消費者はメニューのカロリー表示を見てカロリーの少ない食品を選んでいる

Fast Food Consumers Use Calorie Labeling on Menu Boards to Make Lower Calorie Food Choices
Tuesday, July 26, 2011
http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2011/pr018-11.shtml
医学雑誌の研究で、ニューヨーク市のファストフード利用者の6人に1人はカロリー情報を見て106カロリー少ないものを買っている
British Medical Journalの論文
オープンアクセス
Changes in energy content of lunchtime purchases from fast food restaurants after introduction of calorie labelling: cross sectional customer surveys
BMJ 2011; 343:d4464
http://www.bmj.com/content/343/bmj.d4464

エディトリアル
大通りでのカロリー表示
Calorie labelling on the high street
Susan A Jebb
http://www.bmj.com/content/343/bmj.d4502.full
一歩前進だが食品供給の変化が続かなければならない
英国では87%の消費者が健康的な食生活が大切だとわかっている。それにもかかわらず、食習慣は変わらず、やるべきことはたくさん残されている。
知識だけでは行動は変わらない。減塩対策の経験から言えることは「ステルス戦略」がそれなりに効果があるということだ。メニュー表示は事業者が製品のカロリーを下げる努力につながる可能性がある。サプライサイドの対応の方がデマンドサイドの行動変化より大きな成果をあげるかもしれない。
(15%って微妙な数値。カロリー表示が無くても注意している人がカロリー表示も見た、という可能性もあるような)