食品安全情報blog過去記事

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MJAから

  • なぜ肥満治療はこんなに難しいのか?肥満手術の役割の正当性

MJA
Why is treating obesity so difficult? Justification for the role of bariatric surgery
Joseph Proietto
MJA 2011; 195 (3): 144-146
http://www.mja.com.au/public/issues/195_03_010811/pro11117_fm.html
・これまで行われてきた公衆衛生対策は肥満の増加に何の成果も上げられなかった
・痩身プログラムは長期的には失敗に終わる可能性が極めて高い
・体重は視床下部で調節されていて生理的に守られている
・遺伝的に肥満しやすい
・高カロリーの食品や動く必然性がないことが問題を複雑にしているがこの社会的変化は簡単には元に戻らない
・1つの方法は公的病院で肥満手術をすることである。

  • 肥満との戦いへの敗北を認めない

Let’s not admit defeat in fighting obesity
Annette G Katelaris
MJA 2011; 195 (3): 107
http://www.mja.com.au/public/issues/195_03_010811/choice_010811.html
Proiettoの主張しているような、肥満になるのは仕方がないので手術をしようという意見は広く支持を集めている。しかし胃の結紮が最も効果的な肥満対策だとは思えない。商品業界の規制も必要だ。

(胃を手術するか食べ物を規制するかしか選択肢がないなんて・・・。)