食品安全情報blog過去記事

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ハーブサプリメントには「安全性情報が欠けている」

Behind the Headlines
Herbal supplements 'lack safety info'
Tuesday August 9 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/08August/Pages/research-herbal-medicine-information.aspx
Independentが「ハーブ医薬品には安全性警告が欠けている」と報道した。新聞は、EUの規則により4月から警告表示が義務化されたにもかかわらず、と報道している。
このニュースは5つのよく使われているハーブサプリメントについて、規制の前に安全性や使用方法についての情報を調べた研究に基づく。研究者らは、製品によってはある種の処方薬と相互作用があるにもかかわらず、ほとんどの製品に重要な情報がないことを発見している。この研究はハーブ医薬品の許認可を単純にするための新しいEU規制が導入される前の状況の一断面を提供したものであるが、今でも意味がある。いくつかのハーブ製品は食品と分類されているために新しい規制の対象にはならず、販売業者は規制対象製品であっても包装を更新することなく在庫を販売できる。
ハーブ製品は「ナチュラル」だから安全だという誤解があるが、実際にはハーブ製品は処方薬と相互作用したり副作用をもたらしたりある種の疾患のある人にとっては安全ではなかったりする。新しい製品を使用しようとする人は、使用する前に、提供されている安全情報を読み、医師や薬剤師に相談すべきである。MHRAがハーブ製品の規制について詳細情報を提供しているので参照するように。
Herbal medicines: Advice for consumers
http://www.mhra.gov.uk/Safetyinformation/Generalsafetyinformationandadvice/Herbalmedicines/index.htm
ナチュラルだから安全と主張していたらまずダメという話。MHRAのサイトではハーブ医薬品はナチュラル(天然)だから安全と考える人は40%とのことだけれど日本ではどうなんだろう。漢方の扱いなどをみるともっと多いような気がする。)