食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • オーストラリアのがん患者はがんの原因のトップにストレスをあげる

NSW Cancer Council
Australian patients name stress as top cause of cancer
Monday 22 August 2011
http://www.cancercouncil.com.au/html/includes_homepage/downloads/Media%20Release%20financial%20pressures_blamed_for_cancer_August_2011_FINAL_v2.pdf
オーストラリアのがん患者はお金や住宅ローンについてのストレスのほうが喫煙や肥満や肥満などより大きながんの原因だと言う。
2850人のがん患者を対象に調査した結果、約半分は原因がわからないと答え、1/4はがんは予防できないと考えていた。
またがんの種類によっても違いがあり、肺がん患者は喫煙との関連を理解しているが乳がん患者はストレスのせいだという。
ストレスはいくつかの健康問題とは関連するががんの原因にはならない。多くの場合がんは予防できないが、30%は禁煙や運動などの簡単なことで予防できる。

  • 「環境に優しい」チリのシーバスはそれほどグリーンではないかもしれない

ScienceNOW
'Eco-Friendly' Chilean Sea Bass May Not Be So Green
22 August 2011
http://news.sciencemag.org/sciencenow/2011/08/eco-friendly-chilean-sea-bass-ma.html?ref=hp
環境意識の高い消費者がエコラベルのある魚を買うときに何に支払っているのだろうか?MSC認証表示のあるチリ産シーバスを調べたところ、約1/5が持続可能な漁業により捕獲されたものではない。この誤表示の多さはMSCの評判を傷つけるものである。ただ検体数は36で比較的小規模である。MSCが2008年に行った検査では100%正確だとしていた。

Natureニュースでも
シーフードのいかがわしいエコラベル
Seafood suffers from fishy eco-labelling
22 August 2011
http://www.nature.com/news/2011/110822/full/news.2011.496.html
「グリーン」表示のあるチリ産シーバスは必ずしもそうではない
(エコ表示ほどいかがわしいものはないって感じ。そもそも何をもってエコとしているのからしていかがわしい)

ScienceInsider
Indian Leader Goes to Bat for Nuclear Energy
22 August 2011
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2011/08/indian-leader-goes-to-bat-for.html?ref=hp
インドのManmohan Singh首相が8月21日、西ベンガルのコルタカにあるSaha核物理学研究所の60周年記念式典で、「私はよりクリーンで環境に優しいエネルギーミックス探求のために、原子力が重要な役割を果たすことを確信している」と強い支持を発表した。

  • 全ての人のために食品を改良する

NYTのオピニオン
Engineering Food for All
By NINA V. FEDOROFF
http://www.nytimes.com/2011/08/19/opinion/genetically-engineered-food-for-all.html?_r=1
食糧価格は記録的に高く空腹の人が再び増加している。温暖化する気功は世界中で作物の収量を減らしている。オバマ政権は不必要な規制を取り除いて革新を促進すると言っているがEPAは遺伝子組換え作物にさらに多くのデータを要求し、負荷を増やし革新を阻害している。
遺伝子組換え食品が健康や環境に悲惨な影響を与えるという神話には科学的根拠がない。「予期されない結果が起こる可能性」がたくさん取り沙汰されてきたがこれまで大きな問題はない。現状の規制のハードルを越えられるのは大企業のみである。数十年前に新しい技術だった頃には遺伝子組換えに慎重なアプローチをするのは意味があったかもしれないが、既に多くの実績がある。政府は有害であるという科学的根拠のない遺伝子組換えについての規制をやめる必要がある。

  • 中国で汚染酢により11人が死亡した疑い

Tainted vinegar suspected as 11 die in China
August 22, 2011
http://www.couriermail.com.au/news/breaking-news/tainted-vinegar-suspected-as-11-die-in-china/story-e6freonf-1226119746481
中国のイスラム教徒地域で、現在行われているラマダンのさなかの休日の夕食のご馳走を食べた11人が死亡した原因に、不凍液が入った酢が疑われている。
新疆西部のグマ県の村で約150人が金曜の夜に一緒に食事をして120人が集団食中毒になった。1人はまだ重体である。死者には6才の子どもも含まれる。不凍液の容器に貯蔵されていた酢が疑われている。