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'11年上半期異物報告(申告) 件数 25% 減少 

食品管理課 2011.08.18
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=15854&cmd=v
食品医薬品安全庁は今年上半期に申告された食品異物件数は総 3,148件で去年同期間(4,217件)に比べて 25.3%減少したと発表した。
今年上半期に深刻された異物の種類は虫(30.4%) > 金属(11.0%) > かび(6.3%) > プラスチック(6.1%) の順序であり、食品種類別では麺類(18%) > お菓子類(11.2%) > コーヒー(8.0%) > パン類(6.7%) > 飲み物類(6.3%)の 順序だった。
食品医薬品安全庁は今年の上半期に深刻された 3,148件中原因調査が完了した 2,973件について分析した結果、異物混入経路は ▲製造段階 348件 ▲消費•流通段階 286件 ▲混入段階確定不可 1,420件 ▲異物紛失•毀損などによる調査不可及び消費者誤認申告など 919件だったと説明した.
製造段階で混入された異物は 348件(全体報告件数の11.7%)で、異物の種類は虫(12.6%) > 金属(9.5%) > プラスチック(5.2%) > かび(4.6%) > ガラス破片(0.3%) の順序だった。製造段階で異物混入率の高い食品は干し肉類、調味海苔、キムチ類で、原材料の農産物に起因したり乾燥過程などで混入した異物をとり除くことができなかった場合に発生することが確認された。
※ 売上高 500億ウォン以上の 20食品業社の生産量あたり異物報告件数を比べた結果、年間生産製品100万個当たり異物発生件数が約 0.15件で企業の品質管理戦略のひとつの '6シグマ' 以下に管理されている
( 6シグマ: 100万個中 3.4個の不良率(Defects per million opportunities))
消費•流通段階で混入された異物は 286件(全体報告件数の9.6%)で、異物の種類は虫(52.8%) > かび(18.9%) > 金属(4.2%) > プラスチック(2.8%) > ガラス破片(0.7%) の順序であり、消費•流通段階に異物混入率の高い食品は開封後一定のの期間があ特殊用途食品、シリアル類などと即席料理食品、飲み物類、干し肉類などだった。
異物混入原因を明確に立証しにくい事例が 1,420件(47.8%)で一番多かった。
食品医薬品安全庁は今後とも食品業社全般の異物管理能力を進め、食品の異物発生が最小化されるように努力する計画である。消費者にも食品購入時包装状態を確認する、開封した状態の食品は密封して清潔な場所に保管するなどをお願いする。