食品安全情報blog過去記事

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原因不明の死亡 台湾(第4報):南投、中毒

Undiagnosed deaths - Taiwan (04): (NT) poisoning
04-SEP-2011
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:1571406501358049::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,90119
3 Sep 2011 Taipei Times [edited]
2011年7月に謎の4人死亡の件は当初考えられていたボツリヌス症ではなく有毒化合物による中毒死である可能性が最も高い。解剖の結果と毒性学の専門家の報告書によれば4人は2-クロロエタノールとクロロ酢酸の中毒である。
2011年7月5日に信義地域の農家の男性とその妻がもう一組の夫婦と夕食を食べ、その晩具合が悪くなって入院し、次の日に4人全員が死亡した。8月22日にある男性が死亡した妻に毒入り酒を送ったと告白するまで死亡原因はボツリヌス症が疑われていた。死亡した妻の元彼であるこの男性は、警察に、6月に6本の2-クロロエタノール入りの酒を送ったと話している。理由は今年初めに彼女が結婚したことに嫉妬したため。検事が9月1日に語ったところによれば、この男が主張している10cc入れたという量では致死量にならない。彼は殺人罪で起訴されるだろう。