食品安全情報blog過去記事

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十代は映画の喫煙に影響される

Teenagers influenced by smoking in movies
Tuesday September 20 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/09September/Pages/smoking-on-screen-adolescents.aspx
BBCニュースが「俳優がタバコを吸っている映画をみた十代の若者は喫煙しやすいことを新しい英国の研究が示唆した」と報道した。15才5000人を対象にした研究で映画での喫煙シーンと自身の喫煙について調査した。その結果映画で喫煙シーンを最も多く見た人の方が見ていない人よりタバコを試しやすく、原在喫煙している人が多い。
これは大規模で質の高い研究であるが、いくつかの限界もある。喫煙と映画の関係についての価値のあるスナップショットであるが、映画で喫煙をみたことが喫煙開始の原因かどうかは証明できない。若年者の喫煙抑制は重要な問題であり、映画も一部寄与している可能性はある。しかしながら現時点で映画の分類を18禁に変えることで喫煙防止になるかどうかは不明である。さらなる研究が必要である。