食品安全情報blog過去記事

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中毒専門家が野生キノコに警告

Wild mushroom caution urged by poisons specialists
16 September 2011
http://www.hpa.org.uk/NewsCentre/NationalPressReleases/2011PressReleases/110916wildmushroom/
HPAの中毒専門家が野生食品愛好家に対してキノコを採取する際には特に注意するよう警告する
毎年たくさんの人が毒キノコを食べて治療を必要とする。英国に自生するキノコの一部はとても毒性が高く、食べると死ぬ場合もある。採集者はさらに最も危険なキノコの毒は一般的に調理によって破壊されないことにも注意する必要がある。
今年これまでに医療従事者に中毒治療についての専門的助言を提供している全国中毒情報サービス(NPIS)には120件以上の中毒治療法についての相談があり、そのうち45は中程度または重症に分類された。
もうすぐキノコの季節がやってくるため、人々にキノコ狩りの危険性について注意する必要がある。野生のキノコの多くは美味しくて安全であるが、専門家であっても毒キノコとそうでないキノコを見分けるのは常に簡単ではない。従って人々に対しては安全性が確認されない限り、野生のキノコは食べないよう助言する。
2010年にNPISに報告されているキノコ中毒は316例で、夏の終わりから秋にかけての気候でキノコがたくさん生えたために数が多かった。これまでのとこと今年の夏は涼しいのでまだキノコがたくさん生えていないにもかかわらず129件の報告がある。
10才以下の子どもがたまたま食べた場合(道ばたに生えているのを口に入れてしまったとかいうような)にはあまり重症にはならない。成人の場合は意図的に食べた例が多く今年は40件報告されている。
2009年の夏から秋の照会事例は123件、2008年は147件。