食品安全情報blog過去記事

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砂糖なし食品の歯へのメリット議論

Behind the Headlines
Dental benefits of sugar-free foods debated
Tuesday October 11 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/10October/Pages/acidic-sweeteners-may-erode-teeth.aspx
Guardianが「砂糖の入ったものより健康によい代用品として販売されている砂糖なしガムやお菓子やソフトドリンクは、歯を傷つけ胃腸障害を引き起こし、痩身に役に立たない」と報道した。このニュースは口腔健康に与えるシュガーフリー製品、特にポリオールと呼ばれる甘味料グループのレビューに基づく。虫歯は細菌が糖を酸に変えることでできることがよく知られている。しかし新しい研究ではある種の砂糖代用品を含む食品が歯によいかどうかについての根拠を調べた。著者らはある種のポリオール、特にキシリトール、においては虫歯形成が阻害されるという幾分かの根拠を見つけたが、ポリオールと同時に酸性の香料や保存料を含む無糖食品や飲料でエナメルが損傷するかどうかについての明確な根拠は見つけられなかった。この研究はある種の甘味料を含む食品が砂糖入り食品と比べてどう作用するのかについてのデータがないことを強調している。しかしながら、根拠が集まるまで、人々は定期的歯磨きとデンタルフロスの使用、砂糖の多い食品を少なく食べることにより虫歯の予防ができる。