食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

カナダ人に対して生または調理不十分な貝を食べることのリスクについて再確認する

Reminding Canadians about the Risks of Eating Raw or Undercooked Shellfish
November 24, 2011
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2011/2011_158-eng.php
ヘルスカナダはカナダ人に対して生の貝類−牡蠣やあさりやホタテやイガイやザルガイなど−には適切に採取・貯蔵・取り扱い・調理されないと食中毒の原因となる細菌やウイルスや毒素が含まれる可能性があることについて再確認したい。
貝類は栄養のある食品である。全ての食品と同様、病気予防のためには適切な貯蔵・取り扱い・調理が重要である。特に子どもや妊婦、高齢者、免疫系の弱っているヒトは食中毒になりやすいので生や調理不十分な貝は食べるべきではない。
貝による食中毒を予防するためには
・信頼できるところから買う
・買ったらすぐ冷蔵
・冷凍品は包装をチェック
・生ものは調理済み食品と分ける
・新鮮かどうか確認
・殻をとった牡蠣は生食用ではない
・貝類は加熱した方が良い
もし自分で貝を採るなら、採取可能地域かどうか確認すること。化学汚染物質や海洋藻類による天然毒素は年中貝に存在し、調理によってはこれら毒素は壊れない。
カナダでは毎年約1100万例の食中毒が発生していると推定される。多くの場合適切な取り扱いや調理で予防できる。