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韓国の高麗人参農薬基準、アメリカでも通じた! - 農薬残留許容基準のアメリカ基準新設

2011-11-29
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=16529&cmd=v
食品医薬品安全庁は韓国の高麗人参に対して殺菌剤アゾキシストロビンの農薬残留許容基準がアメリカでも設定されたため高麗人参・紅参・高麗人参加工品などの輸出が拡がる見込みだと発表した。
この基準は米国EPAで検討が完了し手続き的な承認のみを残し、2012年 最終確定される予定である。今までアメリカはアゾキシストロビンの残留許容基準がないため不検出で管理してきたがこれからは高麗人参 0.1ppm, 高麗人参加工品には0.5ppmで管理されるようになる。
これに先立ち国際食品規格委員会(Codex)は去る 10月国内高麗人参のアゾキシストロビン農薬基準を国際基準として採択し、最終確定のための手続き的承認だけ残っている。
食品医薬品安全庁は今回の高麗人参のアゾキシストロビンに対するアメリカ基準新設は韓国の高麗人参及び高麗人参製品輸出に大いに役立つだけでなく宗主国としての地位を高めるのに寄与することが期待されると説明した。
(韓国のこういう反応は面白いのだが・・日本もTPP脅威論のなかで意味不明の外国産は危険!という主張をしている暇はなくて、日本産食品を輸出したければ日本でしか使われていないような重要な作物/農薬の残留基準を海外で審査してもらわないといけないんだけど。)