食品安全情報blog過去記事

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飲み込んだペンが25年後に発見された

Behind the Headlines
Swallowed pen found after 25 years
Wednesday December 21 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/12December/Pages/swallowed-pen-and-other-foreign-bodies.aspx
インターネットに、25年前に飲み込んだペンを胃から手術で取り出したという女性の奇妙な事例についてのニュースが飛び交っている。驚くべきことに取り出されたプラスチックペンはまだ書けるという。この事例はBMJの症例報告に紹介されたもので、76才の女性が突然の体重減少と下痢で緊急検査を行った。CTスキャンをしたところ医師はフェルトチップのペンを発見し、外科手術で取り出した。何年も前に女性は鏡で扁桃腺を見ていて手を滑らせてペンを落として飲み込んでしまった。X線にはうつらなかったため当時彼女の夫も医師も彼女の訴えを無視した。患者の訴えがありそうにないことであってもそれが真実ではないことを意味しないということを示す症例報告である。
(イラストは医師がこれまでいろいろな普通でないものを人体から摘出してきたというもの)