食品安全情報blog過去記事

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2012年2月7日の議題とペーパー

COT agenda and papers: 7 February 2012
http://cot.food.gov.uk/cotmtgs/cotmeets/cotmeet2012/cotmeet7feb2012/cotagendapapers7feb2012
・ホライゾンスキャンニング
http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox201201.pdf
カフェインとエタノールの相互作用:エネルギードリンクに含まれるカフェインとアルコールの相互作用による有害行動または毒性影響についての懸念が高まっている。特にカフェインの興奮作用がアルコールによる酩酊状態の認識を妨げ、その結果としてさらに飲み過ぎたり行動上の問題をおこしたりすることについて。この相互作用の可能性については2003年にSCFが検討して、全体としてはカフェインによるアルコールの有害影響増強作用は示唆されていないとしているが、懸念は継続している。また新たな情報もある。
発生毒性に10倍の不確実係数は十分か:サリドマイドなどの催奇形性では実験動物のLOAELの安全係数10が不十分だという報告がある。そこで文献調査を行っている。
ビタミンE:妊娠中にビタミンEサプリメントを与えた臨床試験で有害影響が報告されている
エストロゲン:肥満やメタボリック症候群に環境エストロゲンが関与するという仮説について
・リスク評価にトキシコゲノミクスのデータを使うことについて
・SACNによる小さい子どもの補助食についてのレビューへの見解
http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox201203.pdf
5才までの子どもの食事についての助言への毒性学的考察
アレルゲン、豆乳、カフェイン、アルコール、メチル水銀、難分解性有機汚染物質、ビスフェノールA、フタル酸、アルミニウム、ビタミンAなど
最近の改訂としては、妊娠中や授乳中、および小さい子どもがピーナッツを避けることがピーナッツアレルギーの予防になるという根拠はない、5才までの子どもにコメ飲料を飲ませるべきではない(ヒ素のため)などがある。
・植物エストロゲン研究について
http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox201204.pdf
FSAの出資した研究が目的にかなった成果をあげているか評価している
・その他年次報告書など