食品安全情報blog過去記事

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EPAはテトラクロロエチレン(Perc)の最終健康評価発表/公衆衛生は保護されている

EPA Releases Final Health Assessment for Tetrachloroethylene (Perc) / Public health protections remain in place
02/10/2012
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/79c090e81f0578738525781f0043619b/e99fd55271ce029f852579a000624956!OpenDocument
EPAはテトラクロロエチレンの最終健康評価をIRISデータベースに掲載した。最終評価では“おそらくヒト発がん物質likely human carcinogen”と分類した。
EPAはドライクリーニングされた衣服を着ることが懸念すべきリスクになるとは考えていない。EPAは既に曝露削減対策を行っている。

  • パークロロエチレン(テトラクロロエチレン)についてのファクトシート

Fact Sheet on Perchloroethylene, also known as Tetrachloroethylene
February 2012
http://epa.gov/oppt/existingchemicals/pubs/perchloroethylene_fact_sheet.html
問題になるのは職業曝露で、次にドライクリーニングの店舗が入っているビルに住んでいて長時間家にいるような人達。そのためEPAは2006年に住居用のビルでのテトラクロロエチレンの使用の段階的廃止などの規則を定めている。
Lancetエディトリアル
経済、環境、健康
Economics, the environment, and health
The Lancet, Volume 379, Issue 9815, Page 494, 11 February 2012
中国のような発展途上の国では経済開発と環境汚染は避けられないトレードオフなのか?先月20トンのカドミウムが中国南部の川に廃棄され数百万人の水源が汚染された。汚染源は地元の産業廃棄物で2社の8人の経営者が警察に拘留された。地元政府も少なくとも2週間汚染の事実が開示されなかったことについて非難され、何人かの地方公務員が解雇された。
中国においては環境汚染が主な病因や死因で、WHOによると中国では環境リスクにより毎年240万人の早期死亡がある。一方中国政府は厳しい汚染の削減目標を掲げている。