食品安全情報blog過去記事

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研究は地元食品のヒ素濃度を明らかにする

Study reviews arsenic levels in local diet
February 20, 2012
http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2012/02/20120220_144929.shtml
最初の香港トータルダイエットスタディの二つ目の報告では、食事からの無機ヒ素暴露量は他の地域でのレベルの中央付近だった。この知見に基づき、健康的な食生活に関する基本的助言を変更するのに十分な根拠はない。
検査した600検体中51%から無機ヒ素が検出された。食品群の中では卵と卵製品が鳴禽23 microg/kgで最も無機ヒ素が多く、次に魚やシーフードが平均15 microg/kg、野菜や野菜製品が9 microg/kg、穀物および穀物製品が8 microg/kgだった。乳製品や油脂からは無機ヒ素は検出されなかった。
個別食品ではエンツァイが平均74 microg/kg、塩卵58 microg/kg、牡蠣58 microg/kgの順だった。
ヒ素は天然及び人の活動に由来して環境中に存在する。主な無機ヒ素暴露源は食品であるが、食品に低濃度のヒ素が含まれることは避けられない。

The first Hong Kong Total Diet Study: Inorganic Arsenic
http://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_firm/programme_tds_1st_HKTDS_report2_Inorganic_Arsenic.html
食事からの暴露量平均で0.22 microg/kg体重/日でMOE 9-32
高曝露群は0.38 microg/kg体重/日でMOE 5-18
(PODはJECFA 2010のBMDL 0.5 2 – 7 microg /kg bw/day(ヒト肺がん))
他の国との比較では欧米より多いが日本や中国より少ないので真ん中程度としている
主な摂取源はコメ(白米平均22 microg/kg、玄米平均43 microg/kg、これは調理後の濃度)