食品安全情報blog過去記事

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FSAIの電話相談は2011年の苦情が13%増えたことを報告

FSAI Advice Line Reports 13% Increase in Food Complaints in 2011
Tuesday, 28 February 2012
http://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/advice_line_stats_280212.html
FSAIは2011年は合計11166件の質問や苦情を受け付けた。そのうち苦情は2415件で2010年の2126件より13%増加した。
内容は:
・不適当な(unfit)食品について 966件
・食中毒疑い 497
・衛生基準 446
・食品の表示が正しくない 137
・食品の宣伝が正しくない 37
・その他332
FSAIは食品への異物混入がしばしば報告されていることも確認した。2011年に報告されたのは、生きたまたは死んだ昆虫、歯、つけ爪、金属片、プラスチックゴムチューブ、絆創膏などがある。バナナの袋に死んだネズミ、ミートボールの中にナットとワッシャーのついたボルトが入っていたという報告もある。賞味期限が過ぎた食品をその旨表示せずに販売していることについての消費者の苦情もある。食品規制では賞味期限を過ぎて販売することを禁止はしていないが、消費者に対しては賞味期限が過ぎていることを明示することが強く薦められる。他に食品衛生や食中毒疑い、食品売り場の店員がお金を触ってその手を洗わずに食品を取り扱った、などの苦情がある。全ての苦情についてFSAIはフォローや調査をしている。
苦情が増えたことは消費者が食品の衛生や安全に気をつけるようになってきたという良い徴候である。