- 思考の糧
Natureエディトリアル
Food for thought
Nature Volume:483,Page:510 Date published:(29 March 2012)
短期的にはアフリカを食べさせるには化学肥料が最良
化学肥料は悪く言われているが作物の収量を上げる素晴らしい方法である。そしてサハラ以南のアフリカにとっては空腹を満たし命を救うことになる。アフリカの土地は栄養分が少ない。「グリーン」な方法を待つことには耐えられない。今効果のある方法が必要である。ただ問題はある。農家は最大の問題は費用と供給の乏しさにあるという。アフリカは効果があるかどうかわからない代替農法の実験場ではない。肥料なしにはアフリカは先進国に追いつかない。
（Natureがようやく非人道的スノビズムである「オーガニック」をばっさり批判している。「フェアトレードのオーガニックコットンを使う私っていいひと」みたいなのは奢りでしかない）
- 遺伝子組換え魚で作った暗闇で光る寿司がアメリカの最新流行
Daily Mail
Glow in the dark sushi made from genetically modified fish becomes the latest food craze to hit America
16 March 2012
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2116218/Glow-dark-sushi-genetically-modified-fish-latest-food-craze-America.html
ペットショップで買えるGM蛍光ゼブラフィッシュを使った寿司の作り方を紹介したビデオがネットで人気。
- 緑茶と白茶がUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼUGT2B17によるテストステロンのグルクロン酸抱合を抑制する
Dietary green and white teas suppress UDP-glucuronosyltransferase UGT2B17 mediated testosterone glucuronidation
Carl Jenkinson et al.,
Steroids
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0039128X12000906
テストステロンの尿中排泄がお茶を飲むと抑制されるという話。テストステロンの作用が強くなったり尿によるドーピング検査をマスクしたりするかも。
- 食中毒の隠された遺産
Scientific American
Food Poisoning's Hidden Legacy
March 29, 2012
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=food-poisonings-hidden-legacy&page=2
ほとんどの人は食中毒は数日熱や下痢で不快になるだけだと考えているが、中には一生に渡る影響をもたらすものもある
（微生物だけど結構気にしていない人が多いようなので、ポピュラーな雑誌に取り上げられることは重要。）
