食品安全情報blog過去記事

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オバマ政権はタバコの流行に対応

Obama administration takes action to address tobacco epidemic
03/30/2012
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm297925.htm
FDAは2つの重要な対策を行う
FDAはタバコの流行と戦い子どもたちがタバコを使うことを止めさせるための2つのガイダンス文書を発表した。
1つはタバコ企業によるタバコに含まれる有害な可能性のある化合物の量の報告ガイダンスで、2つ目は害の少ないタバコ製品の宣伝やマーケティングのガイダンスである。

  • 有害なおよび有害な可能性のある成分(HPHCs)

Harmful and Potentially Harmful Constituents (HPHCs)
03/30/2012
http://www.fda.gov/TobaccoProducts/GuidanceComplianceRegulatoryInformation/ucm297741.htm?utm_source=fda&utm_medium=website&utm_term=HarmfulConstituents&utm_content=f1&utm_campaign=HomePageSpotlight
有害なおよび有害な可能性のある成分(HPHCs)とはタバコ製品またはタバコの煙に含まれる喫煙者や非喫煙者に有害影響を与えるまたは与える可能性のある化学物質または化合物のことである。
家族喫煙予防およびタバコ規制法ではタバコ製品の製造や輸入業者らに、ブランドやサブブランドごとにタバコ製品またはタバコの煙に含まれるHPHCsの量を報告することを求めている。
タバコやタバコの煙には7000以上の化合物が含まれるが、FDAはタバコ企業が米国で販売されている全ての製品で報告することを求められる93物質のリストを作成した。このリストに含まれる全てのHPHCsはがんや肺疾患や依存性のような重大な健康問題を引き起こすまたは引き起こすかもしれないものである。
http://www.fda.gov/TobaccoProducts/GuidanceComplianceRegulatoryInformation/ucm297786.htm
アフラトキシンとか放射性同位体もはいっている。クマリンは食品には使用禁止されているという理由で。

  • リスク修飾タバコ製品(MRTPs)

Modified Risk Tobacco Products (MRTPs)
http://www.fda.gov/TobaccoProducts/GuidanceComplianceRegulatoryInformation/ucm297747.htm?utm_source=fda&utm_medium=website&utm_term=RiskTobacco&utm_content=f2&utm_campaign=HomePageSpotlight
リスクが少ないといった宣伝をするためには根拠が必要

  • リスクの少ないタバコ製品?科学的根拠があるなら

Less Risky Tobacco Product? Only if the Science Says So
http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm297895.htm
安全なタバコというものは存在しない。しかし危険性の多寡はあるかもしれない。
FDAはライトや低タールといったタバコ宣伝の苦い経験を繰り返したくない。