食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 2012 IFTC財団食品健康調査

2012 IFIC Foundation Food & Health Survey Media Resources
May 23, 2012
http://www.foodinsight.org/Resources/Detail.aspx?topic=2012_IFIC_Foundation_Food_Health_Survey_Media_Resources
アメリカ人の10人中9人は健康状態がよいと回答。
・55%が減量を試みている、22%は体重を維持しようとしている。体重については何もしていないというのは20%
・必要カロリー数を推定しているのは71%だがそのうち64%は間違っていて49%は過小に推定している。体重維持のためのカロリーを正確に推定しているのは15%のみ。
・2/3は持続可能かどうかをいくらかは考えて食品を買っている
・約10人中6人は食品購入の際タンパク質を考えて、多くの場合より多く摂ろうとする。
・76%が栄養ガイドラインの変更は何を信じたらいいのかわからなくなると感じている
57%がオンラインやモバイルツールがより健康的なライフスタイルに役立つと考えている。
・表示で一番よく見るのが賞味期限(76%)と栄養成分表(66%)
・食品の選択に重要なのは味(87%)と値段(73%)、健康的かどうかは61%、便利さ53%、持続可能性35%
・10人中9人近くの保護者が家族と一緒に食事するのが健康によいと信じていて、保護者の2/3は自分より子どもの食事の健康さを心配している。

  • アルコールエネルギードリンクの販売が300%増 我々は飲み過ぎている?

Sales of alcoholic energy drinks jump 300 per cent. Are we too buzzed?
Globe and Mail Blog
May 27, 2012
http://www.theglobeandmail.com/life/the-hot-button/sales-of-alcoholic-energy-drinks-jump-300-per-cent-are-we-too-buzzed/article2444938/
2005年から2010年の間にプレミックス缶入りアルコールエネルギードリンクの販売が300%近く増加した。特に若い人に人気。

  • 環境科学:柔軟な受胎能力の隠れたコスト

Environmental science: The hidden costs of flexible fertility
Nature Volume:485, Page:441 Date published:(24 May 2012)
doi:10.1038/485441a Published online 23 May 2012
http://www.nature.com/nature/journal/v485/n7399/full/485441a.html
ヨーロッパによる避妊用ピルの有効成分の環境中濃度を規制しようという提案に、緊急の議論が必要
世界中で1億人以上の女性が避妊ピルを使用していてその主成分エチニルエストラジオール(EE2)が環境中に排泄されている。EE2は水棲生物に広範な悪影響を与える。
欧州委員会は水枠組み指令でEE2を規制する意向であると発表した。しかし医薬品業界、水処理業界、各国政府はこの提案に強く反対している。提案されている基準値0.035pptがあまりにも低く。これを守るには費用がかかりすぎる。
(そのうち妊婦は自然な場所には外出禁止にされたりして)

関連
European Environment Agency (EEA)欧州環境機構
がんや不妊の問題増加が家庭用化学物質や医薬品により引き起こされているかもしれない
Increase in cancers and fertility problems may be caused by household chemicals and pharmaceuticals
May 10, 2012
http://www.eea.europa.eu/pressroom/newsreleases/increase-in-cancers-and-fertility
EEAが行った最近の科学文献のレビューによれば、内分泌攪乱化学物質(EDCs)が、がん、糖尿病、肥満、生殖能力の低下、およびヒトや動物の神経発育上の問題増加に寄与している可能性がある。EEA長官Jacqueline McGladeは、「これらの化学物質については、より完全に理解されるまで予防的アプローチをとるのが賢明であろう」という
The impacts of endocrine disrupters on wildlife, people and their environments – The Weybridge+15 (1996–2011) report
http://www.eea.europa.eu/publications/the-impacts-of-endocrine-disrupters
BPAなどに比べるとヒトのホルモンは何桁も強力だし・・)

コンシューマーラボ
Product Review: Magnesium and Calcium-Magnesium Supplements Review
5/25/12
https://www.consumerlab.com/reviews/magnesium-supplement-review/magnesium/
ある製品は表示量の45.1%しかマグネシウムを含まず、ある製品には違法な疾患治療宣伝があった。同じ量のマグネシウムの値段は2セントから1.3ドルまで幅がある。

  • Lancet エディトリアル

タバコ企業とタバコ規制
Tobacco industry versus tobacco control
Volume 379, Issue 9830, 26 May–1 June 2012, Pages 1924
5月31日は世界禁煙デー
今年のテーマはタバコ企業の干渉
これまでタバコ企業は規制対策を弱めるために多くの活動をしてきたが、その動きは弱まる気配がない
(日本なんて「タバコ産業の健全な発展」を促進とすら言っているもの。)

The Truth about Multi-level Marketing
http://mlm-thetruth.com/
マルチ商法に関する研究成果を提供
MLM参加者の99.7%は損をしている、損害が大きいのはより多くをつぎ込んだヒト。
お金を失う以外に、離婚、家族との亀裂、自殺、殺人にすら関連